2018/8/15にTeamSpeak3のクライアントを3.2.1にアップデートしたところ、「server version is too old for command」と言うメッセージが出ており、asustorのTeamSpeakサーバに入れなくなりました。新しいクライアントはセキュリティの強化が入り古いサーバに入れなくなったようです。
サーバをアップデートして無事起動できたので、以下に手順を示します。
1.バックアップ・更新の準備
万が一に備え、Public/teamspeak/teamspeak3-serverにあるファイルをどこかにコピーしておきます。
その後Linuxの通常Updateを参考にし、sqlフォルダを削除しました。
(sqlを削除したためかチャンネル設定がデフォルトになって、特権キー(ADMIN)を再取得しました。)
2.TeamSpeakサーバを停止する
Asustorにwebでログインし、「App Central」から「マイアプリ」の「インストール済み」を選択し、起動中のteamspeakを停止します。
(写真は起動状態)
3.TeamSpeakサーバの更新
「App Central」の「すべてのアプリ」を選択し、右上の窓に「Teamspeak」と入力するとTeamSpeakが現れるので、更新ボタンを押します。(図中は更新完了しているので、インストール済みになっていますが、実際はここが更新となっています)
4.TeamSpeakサーバを開始
「App Central」→「マイアプリ」→「インストール済み」の中にある「Teamspeak」をONにし、サーバを起動させます。
5.Privilege Keyの確認
インストールが完了すると以下のフォルダにPrivilege Keyが記載されたlogファイルが生成するので、内容を確認します。
Public/teamspeak/teamspeak3-server/logs
logが複数生成されるので、中を覗き目的のファイルを探しましょう。下記のような内容で、token=の後にPrivilege Keyが記載されています。
2018-08-15 11:19:40.187044|INFO |VirtualServer | 1| listening on 0.0.0.0:9987
2018-08-15 11:19:40.190461|INFO |VirtualServer | 1| client ‘server'(id:0) added privilege key for servergroup ‘Server Admin'(id:x)
2018-08-15 11:19:40.191045|WARNING |VirtualServer | 1| ——————————————————–
2018-08-15 11:19:40.191435|WARNING |VirtualServer | 1| ServerAdmin privilege key created, please use the line below
2018-08-15 11:19:40.191810|WARNING |VirtualServer | 1| token=ここにサーバの管理キーが記載されます。
2018-08-15 11:19:40.192180|WARNING |VirtualServer | 1| ——————————————————–
これでasustor側の設定は完了となります。
6.asustorにTeamspeakクライアントでログインし、管理者権限を取得する
TeamSpeak3のクライアントを立ち上げ、接続>接続を選び接続ダイアログを表示させます。
サーバアドレスにはローカルから見たasustorのアドレスを入力し、適当にニックネームを入力し、接続します。
(チャンネルなくなっちゃってますね・・・。)
サーバにログインしたら、アクセス権>特権キーを使用を選びます。
ダイアログが開くので、ログで生成されたトークン(token)を入力します。
以上です。お疲れさまでした。